今回は小学生年代で主流となっている『8人制サッカー』について書いてみたいと思います。
いつから導入されたの?
8人制サッカーが導入されたのは、2011年からです。
その年から小学生年代の最高峰の大会である『全日本少年サッカー大会』も11人制から8人制に変更となりました。
2011年というと、この4月から高校3年生になる子たちが小学1年生の時に導入されたことになりますので、高校生世代(ユース世代)以下の子たちはみんな8人制サッカーを経験してきているという訳ですね(^_-)-☆
なんで8人制を導入したの?
8人制を導入した大きな目的は、『より多くの選手が試合に出場できるようにすること』です。
『いや人数少なくなってるんやから、出場機会減るやん!』と思った方もいると思いますが、実は、8人制サッカーは交代人数に制限がないのです。
しかも、一度交代で退いた選手の再出場も可能となっています。
交代を自由にすることで、8人制サッカーではより多くの選手が試合に出場できるようになっている訳ですね(^^♪
もう一つの目的は、『出場している選手がボールに触れる機会を増やすこと』です。
8人制サッカーでは出場する人数が減るので、必然的に各選手がボールに触れる機会が増えてきます。
やはりボールに触れる機会が増えますと、タッチ、判断などの回数が圧倒的に増える訳ですから、子どもたちの育成の観点からは非常に良い影響があると思います。
この2つが8人制サッカー導入の大きな目的という訳ですね(^_-)-☆
8人制サッカーのコートの大きさ
上の図のように、8人制サッカーのコートの大きさは、『縦68m・横50m』が推奨とされています。
これに対して、小学生の11人制サッカーのコートの大きさは『縦80m・横50m』が推奨となっているので、8人制の方が縦の長さが短くなっている訳ですね。
エリアやアークの長さに関しては、8人制も11人制(小学生)も変わりありません。
唯一違いがあるのは、コートの右側にある6mの『交代ゾーン』くらいですね!
8人制と11人制のルールの違い
細かく言えば、もう少し違いはあるのですが、特に重要なものをまとめてみました。
④のキックオフに関しては、私も今日まで全く知りませんでした(;´∀`)
①交代の方法
8人制:主審の承認を得ることなく、交代ゾーンで自由に交代して良い。(GKだけアウトオブプレーで主審の承認が必要)
11人制:アウトオブプレー時に主審の承認が必要。
②交代要員の人数と交代回数の制限
8人制:最大8人の交代要員。交代回数に制限はない。
11人制:交代要員の人数は、3~12人の中で競技会規定によって決定。交代回数は最大5回。(一度退いた選手は、再度出場はできない。)
③退場選手が出た時の措置
8人制:選手を補充できる。
11人制:選手を補充できない。
④キックオフ
8人制:直接ゴールすることができない。
11人制:直接ゴールすることができる。
8人制のフォーメーション
オーソドックスなものを2つご紹介させて頂きます!
と偉そうに言っていますが、私も今日まで何も知りませんでした(笑)
①2-3-2
このフォーメーションの特徴は、プレーエリアが均等に割り振られることになり、全員がプレーに絡みやすい点です。
育成の観点から考えても非常に理にかなっているため、日本サッカー協会が推奨するフォーメーションとなっています。
デメリットとしては、DFが2人なので、もしサイドを突破された場合には、DFの1人はサイドに釣りだされるので、センタリングをファーに上げられるとピンチになりやすいのではないかと思います。
そこはMFがどれだけカバーに入れるかがポイントとなりそうですね。
②3-3-1
このフォーメーションの特徴は、DFとMFの壁が厚く、非常にチームのバランスを取りやすいという点です。
FW以外で、両サイドとセンターにそれぞれ2人ずつ配置されているので、1人が抜かれてもすぐにカバーに入れるというのは、大きな強みと言えるでしょう!
ただし、このフォーメーションの場合は、FWの選手が孤立してしまう可能性がある点がデメリットかと思います。
強烈な個の力がある選手がFWにいれば、面白いサッカーもできるかもしれませんが、その点だけ気になりますね!
まとめ
11人制のサッカーとは、また違った魅力がありますよね!
僕もまだまだ分からないことだらけまので、今後も研究していきたいと思います(^_-)-☆