実は、『いつから息子にスパイクを履かせようかな?』と私は最近考えていました。
今回は、子供がスパイクを履き始める時期に関して、私の意見も踏まえて書いてみたいと思います(^^♪
何でスパイクって履くの?
これに関しては、分かり切っていることかもしれませんが、『急な切り返しやターンをしやすくするため』だと思います。
スパイクのポイントでしっかりとグランドを噛んで、踏ん張りを聞かせる訳ですね!
最近では、硬い土用(HGモデル)、人工芝用(AGモデル)、天然芝用(FGモデル)など、様々なグランドに対応したそれぞれのスパイクが発売されており、サッカーをする上での重要性はより高まっているアイテムと言えると思います(^_-)-☆
ジュニアモデルでも各グランド対応のスパイクが発売されており、私の子供の頃から考えると本当に驚きです(;´∀`)
スパイクのデメリットって何?
ずばり『足腰への負担が大きいこと』です。
上の写真のように、スパイクの裏には、いわゆるポイントが13~15本くらいありますが、体重をそのポイントの『点』で受け止めることになりますので、どうしても膝や腰などに大きな負担が掛かってしまうんですね(;´∀`)
それに比べてトレーニングシューズはどうでしょうか?
上の写真のように小さいポイントが数多くありますが、『点』というよりは『面』で体重を受け止める感じになるかと思います。
スパイクに比べると、膝や腰への負担はかなり少ないと思います。
ここではトレーニングシューズと比べてみましたが、こういった観点からスパイクは足腰への負担が大きいと思います。
子どもの足の発達
3~7歳
身体を動かすことが楽しく、走る、跳ぶ、投げるなどの基本的運動を覚えていく時期。たくさん歩くことにより、大人に近い効率の良い歩き方を習得していきます。この年代は、合理的に体を支えるために大きな役目を果たす「アーチ」が発達していく大切な時期。アーチを発達させるためには、足指をしっかり使った歩き方をすることが大切で、 屈曲性のよい歩きやすい靴を選び、たくさん運動させてあげることが重要です。
asics公式ホームページ:「子どもの身体と足の特徴」より引用
上の文章を少し言い方を変えると、3~7歳ではこの『アーチ』は発達段階であり、しっかりと体を支えることができる状態になっていないということになるかと思います。
上の図のように、足の裏には合計3つの『アーチ』が存在します。
『内側縦アーチ』『外側縦アーチ』『横アーチ』、この3つですね(^^♪
内側縦アーチ
内側の縦アーチは、いわゆる『土踏まず』のことです。
足裏で一番大きなアーチ(窪み)を作り上げることで、地面から伝わる衝撃を吸収するのが大きな役割です。
外側縦アーチ
足の外側にも、内側と同様の縦アーチがあります。
足の外側にあるアーチは、身体を支えることが主な役割です。
横アーチ
このアーチがあるのは、足指の付け根付近です。
横アーチは横方向に走っており、足指がしっかりと地面を捕まえることを助けています。
このような役割のある『3つのアーチ』が十分に発達していない段階では、体への負担は大きくなってしまう訳ですね!
足に衝撃が大きいことで起こる障害
Sever病(シーバー病、踵骨骨端炎)
Sever病は、かかとの骨の炎症です。
ふくらはぎの筋肉と足の裏の筋肉が、発育中の未熟な踵骨の接着部を引っ張ることで、運動の活発な小児(通常9~14歳)にシーバー病が発症する可能性があります。
繰り返される、地面からの強い突き上げも原因になります。
Jones骨折(第5中足骨疲労骨折)
Jones骨折は、サッカーなど素早い動きを何度も繰り返して行うスポーツの選手によく起きます。
中でも、日本人に比較的多いと言われています。
疲労骨折は、日々の練習で骨への負担が蓄積した結果として骨が弱くなり、普通は骨が折れないような軽い捻挫や片足で踏ん張るなどの動きの時に、骨折してしまいます。
アーチがあるかどうやって見るの?
さて、そのアーチがあるかどうかをどうやって測るか?ということですが、方法としては2つあるかと思います(^^♪
『自分で足型を取る』という方法と『機械で足型を取ってもらう』という方法です。
それぞれの方法に関して、説明していきますね(^_-)-☆
自分で足型を取る
まず、自分の足が収まるくらいの白い紙を用意します。
そして、絵の具などで足の裏に色を付けて、そのまま紙を踏む。
これで足型は完成です!(笑)
そして、その足型を基に『Hライン』と『Nライン』という線を引くとアーチがあるか見れるようです。
Hライン
足の内側に沿った線と外側に沿った線の交点と足の人差し指を結んだ線をHラインといいます。
このHラインよりも外側にアーチの部分があれば、内側アーチができていると考えます。
さて、これは私の足型ですが・・・偏平足ですね(笑)
Nライン
足の内側に沿った線と外側に沿った線の交点と足の小指を結んだ線をNラインといいます。
このNラインよりも内側にアーチの部分があれば、外側アーチができていると考えます。
私の足にはアーチの欠片もありませんね(笑)
注意ポイント
今回私の足型を取った時は、下が柔らかいところで紙の上に足を乗せました。
そうなると、足が沈んでしまうので、実際の足型と異なってしまうと思いますので、下が固い床で足型を取った方が良いと思います。
偏平足の言い訳じゃないですよ(笑)
機械で足型を取ってもらう
こちらの方法に関しては、お店の機械で取ってもらうということになります。
イベントで行っている場合や常設されている場合などがあるかと思いますが、お近くのお店で確認してみてくださいね(^_-)-☆
ちなみに下の写真は、ウチの息子が足型を取ってもらっている時の写真です。
こんな感じの機械を使うのですね♪
そして、この時に頂いた測定結果が下の写真です。
『アーチ高』という項目がありますが、こちらを参考すると良いのかと思います。
さすが機械での測定。
その他にも多くの項目の測定結果が分かりますので、自分にピッタリの靴を選ぶのに役立ちそうですね(^_-)-☆
くろパパの意見
さて、ここまで色々と書いてきましたが、どうやらスパイクを履き始めるのは、少なくとも3~7歳のアーチが出来上がっていない時期は避けて、足型でアーチの形成度合いを見て判断した方が良さそうですね(^^♪
その上で、ここで私個人の意見も少し言わせてもらいます。
私としては、小学生の間は天然芝のグランド以外は、トレーニングシューズで良いのではないかと思っています。
もちろん雨の日など明らかにトレーニングシューズだと滑りそうな日はスパイクを履いて良いと思うのですが、小学生はやはりまだまだ体が出来上がっていませんし、最近のトレーニングシューズは素晴らしいものも多くなってきているので、スパイクを履くのを急ぐ必要はないのかなと思っているからです。
皆さん色んな意見があると思いますので、これはあくまで私の意見としてご覧頂ければと思います。
まとめ
今回の内容のポイントをまとめます。
ポイント
スパイクを履くのは、『急な切り返しやターンをしやすくするため』。
トレーニングシューズよりスパイクの方が足腰への負担が大きい。
3~7歳は、足のアーチが発達する時期。
足型を取って、Hライン・Nラインでアーチの形成度合いを測ってみる。
スパイクはそこまで急いで履き始めなくても良いのでは?(くろパパ私見)
でも足だけではないですが、体の発育度合いは人それぞれ。
急いでスパイクを履いて、怪我をしてしまっては、元も子もないので、慎重に考えていかないとダメですね(^^♪
さて、偏平足の僕はこれからスパイクを履いて良いのかな?(笑)